遺体の火葬中の過ごし方とその間に発生する費用について

遺体の火葬中の過ごし方とその間に発生する費用について

 

葬儀の後に行われる火葬は、約1時間半から2時間ほどかかります。中でも火葬を待つ時間が長いのですが、その間はどうやって過ごせばいいのでしょうか。また葬式費用の他に、火葬中に発生する費用はあるのでしょうか。

 

 

葬儀が終了して故人と最期のお別れをした後は、出棺して火葬場で荼毘に付されます。火葬に参列するのは遺族と親族、故人とごくごく親しかった友人などで一般の参列者は車を見送ってお別れします。

 

 

火葬場に着くと棺は炉の前に置かれて、納めの式が執り行なわれます。僧侶の読経、焼香などで式を終えるといよいよ棺は炉の中に入れられます。火葬されるのを待つ時間は、地域によって大きく違いがあります。

 

 

最新の火葬場ならば40分ほどで終わりますが、古い火葬場では2時間近くかかるところもあります。火葬が終わると、骨上げをして遺骨を骨壺に納めて終了です。

 

 

火葬を待つ間の過ごし方は、いくつかのパターンがあります。ひとつは、火葬場の控え室で過ごす方法です。40分程度で火葬が終わる場合は控え室でお茶やお菓子を食べながら、故人をしのびつつ待つ人が多いでしょう。

 

 

しかし1時間半〜2時間もかかるとなると、待っている間に精進落としの会食をする地域もあります。料理店と火葬場の往復のマイクロバスの手配をしておけば、会食の後再び全員で骨上げをすることができます。

 

遺体の火葬中の過ごし方とその間に発生する費用について

 

数名だけが骨上げのために残り、残りの人だけで先に会食をすることもあります。会食の後、数名だけが骨上げに行くというパターンもあります。最近では火葬場で精進落としの会食が行えるところもあるので、事前に調べておくと便利です。

 

 

葬儀の葬式費用の他に火葬中に発生する費用は、会食代以外では各担当者に渡す心付けです。いわゆるチップのようなものですが、封筒に入れるか半紙などに包んで渡します。

 

 

渡す人は火葬場の係員や同行してくれた葬儀社の担当者、霊柩車とタクシー、バスの運転手などです。しかし火葬場が公営の場合は、付け届けを受け取ってはいけない決まりがあるため渡してはいけません。

 

 

心付けの相場は、だいたい一人につき3000円〜5000円が相場のようです。控え室で待機する場合お茶やお菓子の用意がされてなければ、お茶代などの費用も発生します。

 

 

火葬や骨上げは遺族や親族だからといって、必ずしも全員が参列しないといけないものでもありません。火葬場の立地条件が悪い場合などは、代表者だけで行うことも珍しくないようです。