葬式の日取りと結婚式が近い場合どうしたら?延期した方が良いのか

葬式の日取りと結婚式が近い場合どうしたら?延期した方が良いのか

 

結婚式を間近に控えているのに、家族に不幸があった場合どうしたらいいのでしょうか。実際に葬儀社などでもそういう悩みの相談を受けることが多いといいます。結婚式が近い場合葬儀は延期した方がいいのか、いろいろなケースを調べてみましょう。

 

 

血縁の近い親族が亡くなった場合、一年間は喪中として、お祝い事は避けるのが一般的です。喪中は故人を偲び、自分が悲しみを乗り越える期間としてもうけられているものです。

 

 

昔の喪中期間は、喪服を着て過ごすという慣習もあったようです。それとは別に、仏式では四十九日までの期間を忌中といいます。忌中の間は外部との接触はさけて身を慎む期間とされ、神棚も半紙で覆っておきます。

 

 

家族が亡くなった場合は、忌引として3日〜10日ほど、仕事や学校を休むことを認める会社や学校も多いようです。キリスト教や浄土真宗では、喪中や忌中という習わしはありません。

 

 

ではあらかじめ予定していた結婚式が、喪中や忌中に重なってしまう場合はどうするべきなのでしょうか。一般的な意見としては、結婚式を延期できるのであれば喪が明けるまで延期するのが良いという意見が多いようです。

 

 

しかしながらすでに招待状を送ってしまっている場合は、忌中でなければ予定通り式を挙げるケースも増えています。一番判断しがたいのは、忌中の結婚式です。

 

葬式の日取りと結婚式が近い場合どうしたら?延期した方が良いのか

 

結婚式まで日にちもないということもあり、日程の変更も難しい上に延期すべきだという意見も多いだろうからです。しかし昨今では招待客の都合なども考えて、初七日法要が終わっていれば結婚式を挙げる人も多いといわれています。

 

 

逆に葬儀を延期することはできるのでしょうか。まれなケースとして、結婚式前日に家族が亡くなった場合を例えてみましょう。その場合は招待客には訃報はさけておいて、予定通り結婚式を行い次の日に葬儀を行った人もいます。

 

 

1〜2日葬儀を延期する形になり、葬式費用としてはドライアイス代と安置費用は追加になりますが可能ではあります。

 

 

昔は厳密に忌中や喪中を重んじていましたが、最近ではおめでたいことは故人の供養になるとして、特に気にしない人も多いようです。故人が生前から結婚式は予定通り行ってほしいと、遺言を残すケースも多いらしいですよ。

 

 

結婚式の延期やキャンセルにかかる費用も、不幸事の場合は優遇してくれる式場もあるようです。しかし延期すべきかどうかという相談は、結婚式場では受け付けてくれません。気になる人は、菩提寺や神社などに相談してみましょう。