葬儀を迎えるまでの遺体の安置・遺体保管料はどれくらい?

葬儀を迎えるまでの遺体の安置・遺体保管料はどれくらい?

 

遺体は、亡くなってから24時間は火葬することができません。ですから葬儀を迎えるまでは、安置場所で遺体を寝かせておく必要があります。遺体を安置して保管する料金はどれくらいかかり、葬式費用の中に含まれているのでしょうか。

 

 

病院で亡くなった場合、まず遺体をどこに安置するのか決めなくてはなりません。慣れ親しんだ自宅に安置できる場所があれば、故人も嬉しいでしょう。しかし自宅の一階に安置するスペースがない場合や、マンションなどで搬送が難しい場合もあります。

 

 

そういう場合は、葬儀社の会館や斎場の安置室を利用することもできます。病院からの搬送も一回で済みますので、搬送費をおさえることもできます。自宅に安置場所があっても、あえて会館の安置室を利用する人も多いようです。

 

 

葬儀を行わず火葬のみ行う場合は自宅に安置するか、自治体もしくは民間の保管所を利用すると良いでしょう。

 

 

遺体を安置して保管するのにかかる費用は運搬費と施設の利用料、ドライアイス代や人件費などです。運搬費は一回あたりの基本料金が1万5000円ほどで、距離が長いと追加料金がかかるようです。

 

 

施設の利用料は、葬儀社や斎場の安置室で3000円〜3万円と葬儀社によって大きく違ってくるようです。同様にドライアイス代も一日あたり5000円という葬儀社もあれば、2万円ほどかかる葬儀社もあります。

 

葬儀を迎えるまでの遺体の安置・遺体保管料はどれくらい?

 

また安置室を利用した場合は、遺体に付き添う人件費が別途かかる場合もあります。遺体の運搬費や施設の利用料、ドライアイス代がセットプランに全て含まれている葬儀社もあります。

 

 

安置場所をどこにするかは、それぞれに良い点と悪い点があります。まず自宅の場合は、もちろんですが施設の利用料はかかりません。しかし遺体の搬送回数が増えるため、その分の費用が必要になります。

 

 

遺体へのダメージも他の安置場所より、増えるリスクもあるでしょう。セットプランに遺体の安置料やドライアイス代が含まれているなら、葬儀社の安置場所を選ぶのも良い選択です。

 

 

しかし線香を絶やさずたきたい場合などは、付添人の人件費がかさむ場合もありますので、オプション料金はしっかりチェックしておきましょう。安置費用が最も安いのは自治体の施設ですが、人気があるため空きがないのがデメリットです。

 

 

遺体の安置をどこにするかは、宗教や地域性によっても異なってきます。費用だけでなく遺体にかかるダメージも考慮して、なるべく設備の整った場所で安置することをおすすめします。